研究課題/領域番号 |
16K00545
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
秋山 秋梅 (張秋梅) 京都大学, 理学研究科, 准教授 (00260604)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 酸化ストレス / DNA修復 / ヒト培養細胞 / 線虫C.eleganas / ストレス防御 / 放射線 / 大腸菌 / 培養細胞 / 放射線応答 / Oxidation Resistance1 / 酸化DNA修復 / 線虫 / DNA修復酵素 / 酸化DAN修復 / DNA 修復 / 酸化ストレス防御 |
研究成果の概要 |
DNA修復酵素の多細胞における役割解明で、線虫C.elegans の塩基除去修復酵素(EXO-3, APN-1,UNG-1, NTH-1)の寿命、成長、組織形成への関与と、線虫ATMが非分裂時期の細胞において酸化ストレス応答に必須であることを明らかにした。ホヤAPEX1の胚発生での基本的な役割とAPEX2の酵素活性の同定に成功した。さらに、細胞の酸化ストレス防御因子の同定と機能解析を進展させ、大腸菌pqiABCの酸化ストレス防御機能の解明とその構造解析に成功し、また、ヒト酸化ストレス抵抗性タンパク質OXR1が放射線応答およびゲノム安定性維持に重要な役割を果たしていることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、新規の酸化防御タンパク質やDNA修復酵素活性が同定され、それらを欠損あるいは発現抑制させた細胞や個体の性質が解明され、 損傷DNAの修復、抗酸化因子の酸化ストレス制御における役割がより明らかになった。酸化損傷修復の全体像の解明、寿命、 発生、成長、神経疾患における役割の理解に向けた新しい展開を促すことに大きく貢献できた。新しい酸化ストレス防御因子が同定でき、ストレス防御の全体像の理解にも大きく貢献した。この成果は酸化ストレスによる細胞の突然変異やがん化の抑制機構の解明にも貢献できる。
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