研究課題/領域番号 |
16K00569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境影響評価
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
サトウ 恵 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70601813)
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研究分担者 |
渡辺 幸三 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 教授 (80634435)
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研究協力者 |
中尾 稔
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | マダニ / ボレリア / リケッチア / 新潟県 / SFTS / 集団遺伝解析 / マダニ媒介性感染症 / 環境変化 / マダニ媒介性病原体 / 遺伝子 / 生態学 / 環境 |
研究成果の概要 |
2016年から2018年度の3年間で新潟県下においてマダニの採取を行った。マダニ種の分類を行い、それぞれの地域において現在分布しているマダニ種のおおよその把握を行うことができた。新潟県で現在確認されたマダニ種は14種で、1950年代には見られなかった南方系のマダニ種も確認している。またマダニが保有しているリケッチア、ボレリアの検出を行い、それぞれに病原 体の種特異性を確認した。検出されたリケッチアはR. asiatica, R. helvetica, R. monacensis の3種であった。ボレリアはB. japonica,B. miyamotoiまた、種不明Borrelia属が検出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1950年来、60年ぶりに新潟県において分布しているマダニ種のおおよその状況が把握できた。病原体と媒介者(マダニ)間には種特異性があり、その地域において分布しているマダニ種を把握することにより、マダニ媒介性感染症の発生予測が可能となる。また60年間における、環境変化による、マダニ種の変化を把握し、今後気象変化や土地被覆、野生動物の動きとデータを併せることにより、今後のマダニの分布変化予測や、感染症の拡散予測などができる可能性があり、今後の展開も期待できる。
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