研究課題/領域番号 |
16K00582
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
松岡 圭介 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (90384635)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 泡 / 泡沫 / 気泡 / 界面活性剤 / 泡沫分離 / 放射性金属 / マイクロバブル / セシウム / 泡沫分離法 / 放射線 / 汚染質除去技術 / 界面科学 |
研究成果の概要 |
泡沫分離は陰イオン性界面活性剤と金属イオンの静電相互作用に基づいて、水溶液からアルカリ金属やアルカリ土類金属の除去を可能とした。その両系列を除去するために最適な界面活性剤濃度は臨界ミセル濃度以下であった。ドデシル硫酸ナトリウム界面活性剤系では、アルカリ金属の除去率はLi < K < Rb < Csの順に増大した。一方、アルカリ土類金属の除去率はMg < Ca < Srの順に増大した。その順番は原子番号順である。除去に関する一次の反応速度定数は結晶イオン半径と比例関係である。泡沫分離法は水溶液中の金属を効果的に除去できることから、原子力発電所の汚水や工場排水の浄化に応用できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
汚水や水溶液中に溶解している金属を、微小気泡を用いた泡沫分離を用いて効果的に除去することが可能であることを証明した。その方法は高価な除去剤(樹脂系、酸化チタン系吸着剤)を使用する必要がない。最終処理物が金属と界面活性剤の結晶だけであり、減容化が可能である。最終的に水溶液から界面活性剤は泡沫として除去されるため、水は純水に近づく。
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