研究課題/領域番号 |
16K00586
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
|
研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
奥田 哲士 龍谷大学, 理工学部, 准教授 (60343290)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | ウルトラファインバブル / 除去 / 脆化 / 生成抑制 / スケール / ナノバブル / 尿石 / 付着強度 / 剥離 / ポーラス化 / 脆さ / 生成制御 / オゾン / 汚染物質除去 |
研究成果の概要 |
UFB(ウルトラファインバブル:ナノバブル)による尿石付着抑制・剥離効果として、人工尿を用いての尿石付着抑制効果の調査、および付着抑制効果の機構解明、さらに実トイレ排水を用いたUFB有無でのスケール蓄積や膜洗浄における比較試験を行った。尿石付着抑制試験では、人工尿を用いた数か月の試験から、スケールの脆化と洗浄効果向上の効果を持つことを明らかにした。洗浄についてはさらに浄水膜を用いた固形物の蓄積防止について検討し、実河川水を用いた試験よりUFBを洗浄液(蒸留水)に存在させた場合において、UFB無しに比べて顕著なファウラント除去効果を見出し、熱を併用した洗浄の有用性を定量的に明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、尿石が脆くなることで剥離性が向上することがわかり、配管や膜ファウリングなどの各種洗浄における蓄積性の汚れ(付着物)の抑制や剥離労力の削減が可能であることを実証した。そのメカニズムも検討したため、社会的意義として、通水方法や洗浄方法、またその条件の改善や最適化に資する知見を得た。学術的には、UFBによる個体生成時の脆化についての知見を蓄積でき、気液固の3相の界面反応の複雑さを解き明かす一片の知見を得た。
|