研究課題/領域番号 |
16K00587
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中井 智司 広島大学, 工学研究科, 教授 (80313295)
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研究分担者 |
西嶋 渉 広島大学, 環境安全センター, 教授 (20243602)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ラビリンチュラ類 / 余剰汚泥 / 多価不飽和脂肪酸 / ジャム工場廃液 / 脂肪酸 / ドコサヘキサエン酸 / 植物残渣 / 非滅菌培養 / 増殖特性 / 塩分 / pH / 温度 / 脂質生産性 / ラビリンチュラ / 脂質生産 |
研究成果の概要 |
Aurantiochytrium sp. L3W株の脂質及び脂肪酸生成への至適pH、塩分濃度はpH7、30 psuであったが、pH3、塩分濃度3 psuにおいてもDHAといった有用な脂肪酸を生成することを確認した。また、同株を余剰汚泥の資化に応用した結果、同株は未処理の余剰汚泥を資化できないが、加水分解処理をすることによって資化できることが見出された。加水分解物の炭素と窒素の消費からは、窒素源として有用であることを認めた。加水分解物に炭素源としてジャム廃棄物を加えることで、同株の増殖を改善できた。また、加水分解物に酵素処理を行うことで同株の脂質生産を改善できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では下水処理場から発生する余剰汚泥の有効利用のため、DHAといった有用な脂肪酸を生成する微生物Aurantiochytrium sp. strain L3Wについて、余剰汚泥を利用した培養可能性を敢闘した。その結果、加水分解等の前処理は必要であるが、余剰汚泥を利用した同株の培養、脂肪酸の生成は可能であることを見出した。本成果は、今後の余剰汚泥の利用促進の一助となることが期待される。
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