研究課題/領域番号 |
16K00607
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境材料・リサイクル
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
橘 熊野 群馬大学, 大学院理工学府, 准教授 (60504024)
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研究分担者 |
粕谷 健一 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (60301751)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 生分解性 / 環境分解性 / 酵素分解性 / 脂肪族ポリエステル / 脂環式ポリエステル / 生分解性高分子 / ポリエステル / 脂肪族 / 脂環式 / 微生物 / 環境分解 / 高分子合成 / 生分解高分子 / 酵素 |
研究成果の概要 |
これまで、多くの研究者が脂肪族ポリエステルは生分解性を有しているとして扱ってきた。その一方で、脂肪族ポリエステルの中には生分解性が観測されないものも存在するという事実もあった。本研究では、脂肪族ポリエステルの系統的な合成と詳細な生分解性評価を行った。その結果、直鎖脂肪族ポリエステルの生分解性は脂肪族鎖長に依存すること、脂環式ポリエステルの生分解性は結合様式に依存することを明らかにした。以上のことから、新規生分解性ポリエステルを分子設計する上で必要となる「生分解性と一次構造(化学構造)相関」一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高分子への生分解性の付与は、今後の持続的社会構築にとって不可欠な技術である。現在まで、様々な生分解性高分子が開発され商業生産が行われているが、化学構造的に限定されており、物性が既存高分子全てを代替するに至っていない。そのため、必要とされている様々な物性を有する生分解性高分子の開発には、「生分解性と化学構造の相関」に関する基礎的知見が必要となる。本研究によってその一端が明らかになり、新たな生分解性高分子の分子設計への貢献が期待できる。
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