研究課題/領域番号 |
16K00624
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境リスク制御・評価
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
川原 靖弘 放送大学, 教養学部, 准教授 (10422403)
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研究分担者 |
片桐 祥雅 国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所グリーンICTデバイス先端開発センター, 研究マネージャー (60462876)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 環境音 / 騒音 / 脳機能解析 / 事象関連電位 / 脳機能計測 / 連続刺激 / 生活環境 / 健康項目 |
研究成果の概要 |
日常生活環境で生体に対し有害な騒音の少ない音環境を創出することを目標に、人工的に作成した音刺激に対する聴取者の脳波を用いた脳機能計測を行い、脳機能変化を引起こすいくつかの騒音の音響特性パラメータを抽出した。研究協力者の音聴取時の生体反応を測定する一連の実験において、連続する音刺激がPink noiseのとき、他の音刺激より一次感覚受容されやすいことを確認し、Pink noise及び純音において基幹脳活性が低下する可能性が示された。一次感覚抑制の継続と基幹脳活動の抑制は、統合失調症や統合的な感覚処理、注意機能などと関係があり、騒音曝露期間の脳機能への影響が生体に悪影響を及ぼすことが考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
公害の苦情件数において唯一減少傾向が見られず解決の糸口の見えない「騒音」について、多面的なアプローチによる解決策が求められている。機械などの人工物により発生する音の特徴に着目し、持続する音の短時間の生体影響を調べることで、健康被害に繋がる可能性のある生理機序の一端を明らかにするための研究において、可聴域の環境騒音の生体影響においては、脳機能解析を用いた調査の事例はほとんどなく、環境騒音評価の一助とする研究として意義のある取り組みである。
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