研究課題/領域番号 |
16K00654
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
持続可能システム
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
横井 春比古 宮崎大学, 工学部, 教授 (00253815)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 焼却灰 / 培地 / バイオ燃料 / 水素 / 脂質 / 微細藻類 / 再生可能エネルギー / バイオマス / 廃棄物再資源化 |
研究成果の概要 |
本研究では、鶏糞焼却灰を原料に用いて、クロレラを培養するための培地に焼却灰を利用する方法を開発した。 また、焼却灰培地に添加する窒素源と有機性炭素源のクロレラの脂質生産に及ぼす影響について検討を行い、脂質生産に最適な焼却灰培地の組成を明らかにした。 さらに、脂質を抽出した後のクロレラの藻体残渣を水素発酵の培地成分として利用し、藻体残渣を用いて水素を生産するための最適な培地条件及び発酵条件を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、有効利用が求められている焼却灰を原料に用いて、微細藻類のクロレラを培養できる焼却灰培地を開発し、焼却灰培地でクロレラを培養して脂質(油分)を生産すると共に、脂質抽出後の藻体残渣を水素発酵菌の培地成分に用いて水素を生産する方法を開発した。 これまでに鶏糞焼却灰をクロレラ等の微細藻類の培地に利用し、さらに培養で得られた藻体を用いて脂質と水素を生産する研究報告例はない。本研究での基礎的な研究成果を基にさらに研究開発を進めることにより、廃棄物の焼却灰を循環利用して再生可能なバイオマスエネルギーへ再資源化する新規なバイオ燃料生産技術の実現が可能になると期待される。
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