研究課題/領域番号 |
16K00667
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
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研究機関 | 東京大学 (2017-2018) 岩手大学 (2016) |
研究代表者 |
山本 清龍 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 准教授 (50323473)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 世界遺産 / 自然公園 / 文化 / 協働 / 白神山地 / 富士山 / 岩手山 / 三陸 / 富士箱根伊豆国立公園 / 十和田八幡平国立公園 / 三陸復興国立公園 / 生業 / 災害 / 里山 / 里海 / ワークショップ / 地域制公園 / 自然保護 / 文化資源 |
研究成果の概要 |
わが国の地域指定制の自然保護地域では,自然だけでなく,地域内の人の居住,生業,伝統,慣習など文化の保護を含む管理計画が必要であるが,価値ある文化に関する情報の共有,文化資源保護のための協働の方法論と協働体制の構築が必要である。そこで本研究では,まず,協働や合意形成の際に利用できる,自然保護地域内の生業,伝統や慣習を含めた価値ある文化インベントリーとその分布図を作成した。また,ワークショップや勉強会の開催を通して,地域の利害関係者とともに文化インベントリーの再評価を行い,価値認識の構造を把握した。さらに,自然保護制度との融合を企図しつつ,自然保護地域における文化資源の保護方策を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然保護を主目的とする地域指定制保護地域の制度の中で文化資源の保護を図ることを意図した点に特徴があり,従来,分断されていた自然保護行政と文化財保護行政を統合し,自然保護地域の中で人が協働し合意形成を図る過程を通して方法論や制度論について探求する実践的な研究と考えられる。里山,里海など,わが国の自然に対する人の関わりを自然保護地域の中でまもり,伝え,地域の資源として位置づけようとしている。
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