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東南アジア海域世界におけるボランタリー漁民組織とローカルコモンズの生成

研究課題

研究課題/領域番号 16K00683
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 環境政策・環境社会システム
研究機関東海大学

研究代表者

小林 孝広  東海大学, 海洋学部, 講師 (50386653)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードボランタリー漁民組織 / コモンズの生成 / カキ養殖 / コモンズ / ローカルコモンズ / 東南アジア
研究成果の概要

本研究は、海域東南アジアにおいてボランタリーな漁民組織がいかに地域の共有資源(ローカルコモンズ)を創出しているのかを明らかにすることを目的とした。特に閉鎖性の内湾におけるBitay(垂下式カキ養殖)に従事するボランタリーな漁民組織に着目した。この組織は国際環境団体によるマングローブ植林事業の下請けとして組織され、時に大きな犠牲(sakrificio)を払ったと語られる困難なBitayの共同利用管理の経験を経て、内部的には生活互助の拡充を行い、外部的には事業の多角化に乗り出し、今日複数のローカルコモンズを創出するに至っているのである。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、東南アジアの海域世界において、単なる地縁ではなくボランタリーな漁民組織がいかに地域の共有資源を作り出しているかについて明らかにすることを目的とした。なかでも閉鎖性の内湾で行われるカキ養殖に着目して考察した。この研究で目指したいことは、今日の地域資源開発の現場において支配的な高緯度型の「集団論的コモンズ」(関係者の内外が明瞭な)ではなく、それを相対化し、在地の生活保障に資するような「関係論的コモンズ」(関係者が遠近で位置付けられる)のありようを明確にすることである。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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