研究課題/領域番号 |
16K00686
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
古澤 礼太 中部大学, 中部高等学術研究所, 准教授 (70454379)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ESD / 持続可能な開発のための教育 / SDGs / 持続可能な開発目標 / 伝統知 / 生命地域 / 流域圏 / RCE / グローバル・アクション・プログラム / 中部ESD拠点 / 伊勢・三河湾流域圏 / ESD / SDGs |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、地域の伝統的知識(伝統知)を活用した「持続可能な開発のための教育(ESD)」の推進手法開発および「持続可能な開発目標(SDGs)」における主流化手法の検討であった。国内では、伊勢・三河湾に注ぎ込む河川の流域(伊勢・三河湾流域圏)を対象地とした調査や学習プログラムの実施を通して、ESD推進およびSDGs達成に寄与する伝統知と種類とESD手法を様々な角度から明らかにした。国際的には、ガーナ共和国首都アクラで調査を行い、植民地期限都市の持続可能な発展に資する伝統知の解明を試みた。伝統知を用いたESD推進手法を国連機関等の国際会議で報告し、SDGs推進におけるESDの主流化に貢献した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は、SDGsの達成に不可欠なESD(持続可能な開発のための教育)において伝統知の役割解明を試みた点にある。国連は、世界共通の目標として掲げたSDGsの達成に向けて各国の協力と協働を呼び掛けているが、自然環境と文化の多様性に着目した地域レベルでの多様な達成手法に関する参加型研究は限られていた。伝統知を基盤としたESDモデル構築およびSDGsにおけるその主流化に関する本研究は、共通目標であるSDGsを地域レベルで再定義・解釈して、地域の自然環境および文化的多様性に根差した多様なアプローチの可能性を示唆した点で学術的・社会的意義があったといえる。
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