研究課題/領域番号 |
16K00699
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小野 健太 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (70361409)
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研究分担者 |
渡邉 誠 千葉大学, 国際教養学部, 教授 (50272349)
樋口 孝之 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (70375608)
渡邉 慎二 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (40770095)
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研究協力者 |
渡邉 誠
樋口 孝之
渡邉 慎二
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | レシプロカルデザイン / ソーシャルデザイン / コミュニティデザイン / デザイン論 |
研究成果の概要 |
現在,先進国が抱えている問題の多くは,人間関係の希薄化により生じている。本取組みはこの重要な課題に対し,相互扶助を促すデザイン行為をレシプロカルデザインと名付け,方法論・理論を構築し,この新しいデザイン概念の普及を通じて,問題を根本から解決することを目的に実施した。 研究期間中,25プロジェクトを実施し,プロジェクト実施のためのルールの明確化を行い。また人間関係の希薄化の原因が,技術の一人化であると考え,調査・分析を行った。それらの内容は,2018年6月に開催されたThe 4th Aslla Symposium(韓国)にて口頭発表を行い,今後,IASDR 2019(英国)への論文投稿を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最も大きな研究成果は,外国人研究者と研究討議,学会発表,またシンポジウムでの講演などの活動を通じて,日本初の「レシプロカルデザイン」という新しい概念をデザイン学において認知され,定着することができたことである。 さらに具体的には,レシプロカルデザインプロジェクトを実施する時のルールの明確化,レシプロカルデザインの理論的枠組みの構築が行えたこと。またレシプロカルデザインが対象とする問題であるコミュニティーの崩壊の大きな要因として,「技術の一人化」という現象を突き止め,それに対して,観察実験を終えたことが上げられる。
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