研究課題/領域番号 |
16K00702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 埼玉工業大学 |
研究代表者 |
田中 克明 埼玉工業大学, 人間社会学部, 准教授 (80376657)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 時系列文書処理 / 知能情報学 / 情報可視化 / 音声情報蓄積 / テキストマイニング / デジタルストーリーテリング |
研究成果の概要 |
本研究では、蓄積済みの情報をもとに、新たな情報を蓄積する際の対象となる「通時的対象」を設ける情報蓄積フレームワークの検討と構築を行った。これにより、1. 蓄積する情報と同様の形式をもち、2. 把握がほぼひと目で行え、3. プロセスを示す情報より結果を示す情報であることが、通時的対象として必要であることが明らかになった。この条件のもと、「通時的な対象には、異なるタイミングで類似した言及がなされる」と仮定し、蓄積済みの情報から通時的対象を抽出し、新たな情報を蓄積する際に提示する枠組みの構築を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SNSの書き込みや散発的に行われる会議では、情報の記述対象と情報を蓄積する人間の両方が入れ替わるため、議論が発散する・堂々めぐりするなど、蓄積された情報において時間の経過が意味を持たないことがある。そこで本研究では、情報の記述対象として、情報の蓄積過程においてある一定の期間を通して対象となりうる「通時的対象」を、それまでに蓄積された情報から抽出し、新たな情報を蓄積する際に提示する枠組みの検討を行った。今後は、複数の人間が入れ替わり情報を蓄積する場において、建設的な議論を支援する仕組みへと応用する研究を進める。
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