研究課題/領域番号 |
16K00708
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
|
研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
川角 典弘 和歌山大学, システム工学部, 講師 (30252547)
|
研究協力者 |
両角 光男
位寄 和久
本間 里見
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | デジタルデザイン / インタフェース / 仮想空間 / 参加型デザイン / 討論ファシリテーション / 協同作業 / CAD/CG / ジェスチャ操作 / 討論支援 / デザインマネジメント / ワークスペース / AR/VR / 多人数参加 / ワークショップ / VR/AR / デジタル化 / デザイン討論 / 設計工学 / 都市計画・建築計画 / 情報システム |
研究成果の概要 |
仮想空間を活用したデザイン支援システム環境とツールの開発を行った。特に設計業務の非専門家でもデザイン検討過程に参画できることを目指し,設計・討論プロセスをグラフデータベースで記録・可視化して初学者も設計作業全体を俯瞰できる履歴アーカイブ,煩雑な3次元モデリングを直感的なジェスチャやパラメータ編集で実現するデザインインタフェース,実空間とCGを同期表示する強化現実空間内で,空間活用の問題点や気づきを「注釈」(アノテーション)で描き込める討論支援ツールを開発した。評価実験では,従来手法や技法に比べて優位であることが検証でき,デザイン支援領域におけるデジタルメディア活用の問題点を整理できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報技術の発達と共に,デザイン計画分野へのデジタルメディア導入は容易となったが,デザイン実務に活かすためには,まだ技術やツールを使いこなす知識と習熟が必要である。 本研究では,非専門家も加わった多人数・多視点による参加型デザイン技法を見据え,より多くの知見を集約したものづくりを支援するシステム環境やサービスについて検討した。特に3次元モデルの構築や仮想空間による体験ツールの開発は,デザイン対象の理解と問題解決に至る合意を円滑に進める上での課題を明らかにし,デザイン業務のデジタル・システム化に貢献できたと考えている。
|