研究課題/領域番号 |
16K00716
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
|
研究機関 | 亜細亜大学 |
研究代表者 |
松岡 拓公雄 亜細亜大学, 都市創造学部, 教授 (40315924)
|
研究分担者 |
永井 拓生 滋賀県立大学, 環境科学部, 講師 (60434297)
白井 宏昌 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (40772033)
|
研究協力者 |
芦澤 竜一
レアーニョ アントニオ
大野 宏
田口 真太郎
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 仮設建築 / ヨシ / 観光 / 地域活性化 / 景観保全 / 建築デザイン / 工法 / 構造解析 / 町屋 / 軽量構造 / 仮設パビリオン / 天井 / 人力施工 / 観光資源 / 地域資源 / 環境デザイン / 観光活性化 / ツーリズム / 構造デザイン / 自然素材 / まちづくり / 植物資源 |
研究成果の概要 |
近江八幡市の西の湖を原産とするヨシをモデルとして、仮設建築物のデザイン、実際的な建設、およびそのための検討を行った。 まず、ヨシの基本的な特性値(寸法および引張強度)を調査した。強度は木材や竹と同等であるが、強度・寸法共にばらつきが大きいため使用上はその点に工夫が必要となる。 2016年はドーム型の「ヨシドーム」、2017年は水平な屋根と束ね柱からなる「ヨシパビリオン」、2018年は伝統的なヨシ葺き工法を応用した「ヨシコクーン」の建設を行った。これらの建設を通じ、ヨシの新たな利用方法の実践的検証を行った。建設にあたっては、構造実験・解析を行い、構造挙動の把握および安全性の検証を行っている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:ヨシの物理的・機械的性質を調査し、主構造としての積極的な利用の一手法を確立し、デザインの事例を作成した。また、実際に仮設パビリオンを建設し、有効性を検証するとともに多くの来場者にヨシで作られた空間を体験してもらい様々な意見を得た。 社会的意義:ヨシ産業の衰退により利用頻度が少なくなっていたヨシの新たな利用方法を示した。ヨシの積極的利用を促すことは、今後のヨシ原の維持管理の促進、ならびにヨシ原の環境・景観の再生により、地域観光資源としての活性化を促すことに繋がり得る。今後の近江八幡の観光開発、発西の湖周回路やその拠点の整備に向け、地元素材であるヨシの役割が強く認識され期待されている。
|