研究課題/領域番号 |
16K00728
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
白髪 誠一 大阪工業大学, ロボティクス&デザイン工学部, 准教授 (60635382)
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研究分担者 |
赤井 愛 大阪工業大学, ロボティクス&デザイン工学部, 准教授 (90578832)
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研究協力者 |
田上 貴久美
井上 泰孝
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 盲導犬用ハーネス / 歩行時負荷の低減 / 形態最適化 / 盲導犬ハーネス / 歩行時負荷の軽減 / 盲導犬 / y字型カーブハンドル / 歩行実験 / プロダクトデザイン / ハーネス |
研究成果の概要 |
本研究では盲導犬とユーザーの歩行時における負荷の状況を明らかにすることにより盲導犬とユーザーの双方の負担を軽減する「y字型カーブハンドル」を提案し,実用化に至ることができた。新たな盲導犬用ハンドルの創生を目的とした形態最適化では,荷重を伝達することが可能な形態を得ることができたが,使用した解析プログラムでは十分な最適解を得るには至らなかった。3次元の設計領域に対して安定して収束する解析プログラムの選定とそれによる新たなハンドル形態の創生および得られた形態の評価については今後の課題となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
工学分野においてユーザーや盲導犬への負荷に関しての研究はこれまで行われていなかった。盲導犬模型を用いた歩行実験によって盲導犬に加わる負荷を計測したこと,形態最適化に基づいてデザインされた「y字型カーブハンドル」を提案したことは学術的な成果である。 「y字型カーブハンドル」は盲導犬とユーザーの双方の負担を軽減することのできるハンドルであることが実験的および解析的に明らかとなり,研究協力者である兵庫盲導犬協会では「y字型カーブハンドル」を実用している。盲導犬ユーザーに対して研究成果であるハンドルを提供できたことは社会的に大きな意義がある。
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