研究課題/領域番号 |
16K00731
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 神戸芸術工科大学 |
研究代表者 |
吉田 雅則 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 准教授 (90589954)
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研究分担者 |
西澤 真樹子 大阪市立自然史博物館, 学芸課, その他(移行) (00446741)
見明 暢 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 助教 (40512463)
和田 岳 大阪市立自然史博物館, 学芸課, 主任学芸員 (60270724)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 美術解剖学 / ラピッドプロトタイピング / コンピューターグラフィックス / 3Dプリンター / 自然史博物館 / 3Dプリンター / フォトグラメトリー / 骨格標本 / ハンズオン展示 |
研究成果の概要 |
本研究においては美術・デザイン系大学の取り組みとして、地域の自然史博物館や動物園資料館に収蔵されている骨格標本のデジタルデータ化と3Dプリンターを用いたレプリカ制作、及びそれらを展示、教育目的として活用する一連の試みを実践した。館外への持ち出しが難しい貴重な標本については、撮影条件を整えるのが困難な出張先においても成功率を高めるノウハウも確立した。多くの展示・発表の機会も創出し、「動物のからだ展」では9日間で2700名の動員を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の集大成として「動物のからだ展」を企画し、動物のからだの機能や構造的な美しさ、論理性に関心を持つ人々に実物の形に触れ、観察する機会を提供した。展示においては哺乳類の前肢等倍レプリカと共に、哺乳類の前肢をヒトの大人サイズに統一して出力した模型の展示も行った。これにより平面の概念図だけでは理解が難しい相同器官の概念、機能を立体的に理解する手助けとなる。こうした教育目的の活用やアーティスト、デザイナーに向け美術解剖学的な視点によるレクチャーを行うなど、アートとサイエンスの協力関係を深め、両方の分野に向けて波及的効果を及ぼすという意義がある。
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