研究課題/領域番号 |
16K00734
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
伊師 華江 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (10435406)
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研究分担者 |
松宮 一道 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (90395103)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | L字型画面 / テレビ画面 / 印象評価 / 視線計測 / ニーズ調査 / 視線 / テレビ画面デザイン / 情報表示 / 評価グリッド法 / L字型画面 / 情報呈示 / ユーザインタフェース |
研究成果の概要 |
L字型画面はテレビの映像を縮小しその空き領域に速報等の情報を表示する画面デザインです。本研究はL字型画面におけるテレビ視聴者の映像の見方および視聴者にとって望ましい情報表示の画面デザインについて実験的な検討を行って調べました。研究の結果,L字型画面に切り替わると視聴者の視線はいったん強く速報情報に引き付けられた後,一定の間,映像と速報を交互に移動すること,視線の長時間の停留頻度が通常よりも減少する等,映像の見方が変わることがわかりました。また,情報表示のためのテレビ画面デザインに関する視聴者ニーズを定性的に把握し,視聴者にとって望ましい画面デザインを色彩や画面形態等の点から考察しました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は視聴者に情報伝達を行うためのテレビ画面デザインに関する実験的な検討を行いました。L字型などの情報表示画面が映像鑑賞に及ぼす影響を分析するとともに、情報表示画面に対する視聴者ニーズとそのニーズに関わるデザイン要素を明らかにしたことは、テレビ視聴者の特性とニーズに調和するデザイン指針を示すことに貢献すると考えられます。このようなテレビ視聴者の視点に立つ検討は視聴者利益を高める社会的意義を持ち、どのような状況に置かれたテレビ視聴者にとっても望ましい情報表示画面の設計に役立つことが期待されます。
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