研究課題/領域番号 |
16K00750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
李 キョンウォン 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (90263425)
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研究分担者 |
篠原 久枝 宮崎大学, 教育学部, 教授 (40178885)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | しつけ / 虐待 / 未就学児の親 / しつけと虐待のはざま / 韓国 / 日本 / 訓育 / 日韓比較 / 児童虐待 / 国際比較 / 生活科学 / 保護者 |
研究成果の概要 |
本研究では、未就学児の親におけるしつけと虐待に関する意識と実態を分析することを目的として、日本と韓国で調査を行った。調査の結果、両国の親は、子どものしつけの内容や方法をめぐって悩んでいること、さらに、しつけとして行った行為が虐待にあたる行為ではないかと、苦しんでいること、子どもの発達段階におけるしつけ方法に対する指導の支援を望んでいることを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本と韓国では、2000年以降から児童虐待防止に向けて諸対策を提示し実施している。しかし現状は、子どもの保護者による児童虐待、さらにしつけと称する虐待もが増えている。 本研究では、未就学児の親は、子どもをどのような方法でしつけるべきかについて、体罰や制裁を含め、常に悩んでいることが明らかになった。また、しつけのための体罰を容認するか否認するかにかかわらず、しつけとして行った行為が虐待にあたるのではないかと悩み、苦しんでいることも明らかになった。今後、しつけの在り方として、子どもの発達段階に応じた対応方法や、親自身の感情のコントロール方法などを学ぶ育児支援が必要であることが明らかになった。
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