研究課題/領域番号 |
16K00753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
金子 省子 愛媛大学, 教育学部, 教授 (80177518)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 授乳 / 母乳哺育 / 養育期待 / 社会的要因 / 育児言説 / ジェンダー / 母親 / 養育行動 / 育児情報 / 母親期待 / 乳児保育 / 保育者 / 保育学習 / 社会学 / 教育学 |
研究成果の概要 |
母乳哺育期待の変化を捉えるため、戦後の母子保健施策、人工栄養品の開発・販売、医学的な見解、女性労働、保育環境などの授乳に関連すると考えられる社会的要因の変化について資料収集し考察した。そして、これまで分析対象とされなかった保育者養成テキスト、絵本の中の授乳についての言説を分析し、これら社会的要因の影響を明らかにするとともに、母親中心のジェンダーバイアスの存在があり、多様な養育環境が十分に反映されていないことを指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では母子保健領域を中心とした母乳哺育支援の研究と実践の蓄積があるが、当事者の経験を中心におき、ジェンダーに敏感な視点から授乳に関する社会的要因の影響を捉えた研究は少ない。養育支援の対象であるとともに、女性身体と社会システムを捉える有効な視点ともなる行動としての授乳に着目し、戦後の授乳関連施策や生活環境の変化を捉え、授乳に関する言説分析の範囲を拡大して考察することで、授乳の社会史研究の進展にかかわる視点を提示した。
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