研究課題/領域番号 |
16K00754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 佐代 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90409269)
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研究協力者 |
豊増 美喜
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 放課後児童クラブ / 学童保育 / 子ども / 音環境 / 吸音 / 生活行為 / 小空間 / 活動プログラム / 都市計画・建築計画 / 建築環境・設備 / 人間生活環境 / 子育て |
研究成果の概要 |
放課後児童クラブでは、同一空間で多様な生活行為が行われることによる喧噪感が問題となっており、高学年児童や障害児の受け入れも考慮した、音環境整備や落ち着ける空間の確保が必要である。本研究では、放課後児童クラブを、落ち着いて生活できるような場所とするための改善策を検討した。①ハード面の対策として、多様な生活行為の混在や過密化を回避し、かつ音環境を改善させる効果(残響時間の低減等)がある吸音パーテーションや吸音ファブリックパネルを併用した小空間の設置を提案した。②ソフト面からのアプローチとして、日常生活で発生する音と上手につきあう方法を学ぶ児童向けの「生活と音」活動プログラムを4種開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、女性の就業率の向上や核家族化の進行、共働き家庭の増加に伴い必要性が高まっている放課後児童クラブの生活環境の質的向上に貢献できる点で社会的意義があると言える。 また、①環境工学および建築計画学の2つの視点から、室内音環境の整備と落ち着ける空間の確保に向けて改善案を提案している点、②改善策は放課後児童クラブの施設設計の基礎資料や既存施設の改善手法として活用できる点、③施設空間の整備に加えて、ソフト面からのアプローチとして、児童が音と上手につきあう方法を学ぶことができる「生活と音」の活動プログラムを開発・検証している点において学術的意義があると考える。
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