研究課題/領域番号 |
16K00762
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 十文字学園女子大学 |
研究代表者 |
大友 由紀子 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (00286121)
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研究協力者 |
堤 マサエ
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 家族変動 / 長期反復調査 / 世代変化 / 農村女性 / キャリア形成 |
研究成果の概要 |
山梨県勝沼町での農村直系制家族100世帯余を対象とした50年間の長期反復調査の結果より、後期高齢期になっても家族農業の担い手であり続けている農家女性たちを確認することができた。他方、新しい農業の担い手は、家族農業の後継者だけでなく多様化していることがわかった。勝沼町の農村女性活躍の事例からはセカンドキャリアとして就農するケース、若手女性農業者を対象とした行政支援の取組み事例からは新規就農のケースが確認できた。しかし、長期反復調査の対象世帯では、女性後継者が農地を相続していても経営は夫に委ねる傾向があり、初期職業教育・訓練から農業を選択する女性農業者はさらに次の世代になる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
農村直系制家族50年の家族変動を長期反復調査によって直接的に把握する実証研究は他に類がない。本研究では、1966年の初回調査から1997年の第6回調査までの個票をスキャニングし、インデックスを付けてデジタル保存した。甲州市役所産業振興課との共催による町民を対象とした座談会や、中北地域普及センター主催の女性農業者交流会にて、欧州南部ドイツ語圏の家族農業と女性農業者の調査結果を話題提供し、また、勝沼町の農村女性リーダーや農村女性起業家をパネリストに招いて公開講座を実施するなど、アウトリーチに努めた。農村女性、農家女性、女性農業者といった類義の概念を使い分けた。
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