研究課題/領域番号 |
16K00766
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
前田 憲寿 東京工科大学, 応用生物学部, 教授 (50454137)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 美白 / 白斑 / ヒドロキシラジカル / 皮膚内濃度 / メラノソーム / 毒性 / 化粧品 / 経皮吸収 / チロシナーゼ / 4位置換フェノール / 色素細胞 |
研究成果の概要 |
過去に白斑を発生した化合物は高チロシナーゼ存在下で細胞毒性が強く、低チロシナーゼ存在下で細胞毒性が弱かった。白斑が報告されているフェノール性化合物には色素細胞内の高チロシナーゼのメラノソームに多数の空胞変性を引き起こす作用が認められた。これらにはチロシナーゼ存在下でヒドロキシラジカル(・OH)の発生作用が強いことが分かった。チロシナーゼによってヒドロキシラジカル(・OH)の発生によるプレメラノソームの破壊及びそれに引き続いてメラノサイトの消失が誘導され、その結果、皮膚の脱色素が白斑として臨床症状として現れることが推察される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、過去に白斑を発生した化合物による白斑発症メカニズムは、過去に白斑を発生した化合物がチロシナーゼによってヒドロキシラジカル(・OH)が発生したため、メラノソームの破壊、さらにはメラノサイトの死滅によって引き起こされることが推察された。さらに、本評価系で白斑を引き起こすことがない他の美白有効成分と比較をすることによって、白斑を引き起こす可能性がある薬物かどうかを推測するin vitro 評価系として用いることができると考えられる。
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