研究課題/領域番号 |
16K00768
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 京都ノートルダム女子大学 |
研究代表者 |
加藤 佐千子 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 教授 (80233790)
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研究分担者 |
長田 久雄 桜美林大学, 大学院 老年学研究科, 教授 (60150877)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 後期高齢者 / 独居 / 低栄養 / フレイル / 心理的支援 / 食物活動 / 配食 / 女性高齢者 / 食と心理 / サルコペニア / フレイルティ / 簡易型自記式食事歴法質問票 / 高齢女性 / 死別 / 食行動 / 食事サービス / 配食サービス / 半構造化面接 / 食習慣 / 高齢者生活 / 心理的問題 / 食生活 |
研究成果の概要 |
本研究は高齢者の低栄養予防を食支援と心理的支援の両輪で行うことが重要であることを明らかにするために実施した。高齢者への調査では、低栄養傾向や摂取不足を認識していない高齢者の存在が明らかとなった。また、高齢者の食物活動に対する考え方を明らかにした。配食サービス関係者への調査では、食事を配達するボランティアはコミュニケーション力が高く、利用者の栄養支援や心理的支援の必要性を見極める資質を持っていることが求められており、その資質を備えた人材養成が急務であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では低栄養予防には、食品摂取の工夫や調理技術の習得など、栄養摂取に重点を置く食事支援だけでは不十分であり、同時に心理的支援も行う必要があることを証明することができた。この結果は支援者側にとっては高齢者個人を深く理解することに繋がり、高齢者においては健康的な食物選択へと関心を向けてもらうことに繋がると考えられた。高齢者の食行動を改善するためには、高齢者の気持ちを汲み取り、食物摂取と心理面の両面から低栄養予防施策を計画する必要があり、本研究結果はその計画を推進する裏付けとなり、社会的意義があると考えられる。
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