研究課題/領域番号 |
16K00778
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
前田 亜紀子 群馬大学, 教育学部, 准教授 (00286692)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 障碍児童・生徒 / 体温調節 / 衣生活の自立 / 身体活動量 / 熱中症 / アンケート調査 / 知的障碍 / 児童生徒 / 知的障害 / 寒暑感覚 / 拡大情報コミュニケーション / 衣服の調節 / 温熱刺激 / 手部 / 放射式 / 伝導式 / 小学生 / 大学生 / 特別支援学校 / 小学校 / 衣服調節 / 寒暑の感覚 / 児童・生徒 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、障碍児童・生徒の行動的体温調節と温熱環境の特徴を調査し、協同の学びの場における有益なデータを得ることであった。障碍児学童施設での観察は、室内環境測定、被験者8名の衣服気候、腋窩温、身体活動を測定した。ダウン症候群の身体活動レベルは低く、様々な測定値に影響を与えていた。また体温調節の実態把握のため、障碍児童・生徒の保護者441人を対象とした調査、特別支援学校および小学校教員を対象とした調査を実施した。意思疎通の難しい子どもや知的障碍児童・生徒の体温調節能力は低く、障碍の種類や程度によって差があり、保護者や支援者が様々に工夫して対処していることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
障碍者を包容する教育制度(インクルーシブ教育)において、子どもたちの自立と社会参加を促進するため、多様な学びの場と子どもの障碍の状態や発達段階に応じた指導を充実させる必要性が述べられている。衣服の着脱習得は、活動や気候にあった衣服の選択やコーディネートの幅を広げ、衣生活の自主性を促すきっかけとなる。そこで本研究では、特別支援学校に通学する障碍児の体温および衣服調節の実態を把握し、知的障碍児童・生徒の衣生活の課題を明らかにし、支援に有益な資料を得ることを目的として、障碍児学童施設における環境測定ならびに体温調節反応の観察、特別支援学校に通学する障碍児の保護者を対象としたアンケート調査を実施した。
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