研究課題/領域番号 |
16K00784
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
夫馬 佳代子 岐阜大学, 教育学部, 教授 (70249291)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ユニバーサルファッション / 高齢者衣服 / 教材開発 / 授業実践 / 着脱動作 / 改良服 / 中学校家庭科 / 家庭科教育 / ユニバーサルデザイン / 衣服の簡易な着脱 / ボタンの改良 / 家庭科の教材開発 / 衣服の着脱 |
研究成果の概要 |
本研究は、体に問題を抱える人々の衣生活の実態調査を基に、それを解決する教材開発に取り組むことを目的とした。研究活動の成果は以下のようになる。 ①2016年度は高齢者等が抱える衣生活の問題を実態調査(3年間)、②2017年度は高齢者等の聞き取り調査を基に衣服の考案・製作、③2018年度は考案した衣服の着心地や快適性と着脱動作の検証、④2019年度は衣服の考案に関する教材開発として副読本『知ろう・考えよう・作ってみよう ユニバーサルファッション』を作成。さらに冊子を用いた授業実践を実施し、中学生が提案するユニバーサルファッションを明らかにした。この研究成果は、学会発表及び研究紀要等に報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の研究成果の学術的意義については、次の2点があると考えている。第1は、従来ユニバーサルファッションに関する衣服や教材の開発は、研究者が主導で取り組んでいたが、本研究では当事者の立場で快適な衣服を共に考案し、この実践活動を中学校用教材冊子にまとめ、授業に活用した点である。第2は、中学の授業実践で、ユニバーサルファッションを考案する活動に取り組み、基礎技術を基に衣服を創造する成果を公開し、中学校家庭科における教材の可能性を提案した点である。社会的意義としては、本研究で実践したユニバーサルファッションの考案に中学生も参加したように、当事者と周囲の人々が共に問題解決に取り組む社会への提案である。
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