研究課題/領域番号 |
16K00788
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
小伊藤 亜希子 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (90257840)
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研究分担者 |
藤田 忍 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 客員教授 (50190038)
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研究協力者 |
行田 夏希
欒 鈺
肖 宇星
孫 竹
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 大阪近代長屋 / 中国都市住宅 / カンのある農村住宅 / 住み方 / 近代化 / 改修 / 日本的住様式 / 起居様式 / 中国都市集合住宅 / 中国農村住宅 / 住様式 / 伝統的住空間 / 中国 / 都市集合住宅 / 住要求 / 住生活 / 住宅 / ストック活用 |
研究成果の概要 |
本研究は、①大阪近代長屋の改修活用、及び②中国の都市集合住宅と農村住宅の住み方調査により、ユカ座を基本とする日本的住様式がいかに現代生活と融合し再生されているかを検証するものである。 ①については、新規入居者の住み方調査から、日本の伝統的空間特性が現代の新しいライフスタイルを選択する居住者の住み方の中で活かされていることを確認した。②については、東北地域・吉林省と江南地域・蘇州市の都市住宅、及び、東北地域遼寧省のカンを持つ農村住宅の住み方調査を実施し、近代化が進む中国住宅の住空間構成と住様式の変化を、地域差もふまえて住生活の視点から捉えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の住様式について、起居様式や畳室の動向を個別に捉えた研究はこれまでにもあるが、本研究の特徴は、現代住宅の詳細な住み方調査に基づいた住空間の変化を、伝統的住様式の再評価という視点から捉えようとする点である。さらに、こうした現象を、日本的住様式の海外波及という視点からその実態を把握し、国際比較を通じて、日本の住生活を再評価しようとするところに特徴がある。 本研究により、脱nLDKの新たな動きが始まっている現代日本の住宅を、歴史的発展のなかに位置づけながら、伝統的住様式を生かして、いかに新しい住様式を形成していくべきか、その展望が得られると期待できる。
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