研究課題/領域番号 |
16K00803
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
松田 克礼 近畿大学, 農学部, 教授 (30268453)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 花粉 / PM2.5 / 静電気 / プラズマウインドウ / プラズマウインド / スギ花粉 / 空気清浄 / 環境改善 / 花粉症対策 / PM2.5対策 / 住居環境・設備 |
研究成果の概要 |
申請者は、静電場を利用し、風は通すが、花粉や煙などのPM2.5を遮蔽できる窓「プラズマウインド」の開発を試みた。この窓を家庭の窓枠に取り付ければ、自然の爽やかな風をクリーンな状態で室内に取り込むことができる。さらに、プラズマウインドでは、プラズマやマイナスイオンが生成されることから、自然の風を用いた空気清浄機としても利用できる。今後、このプラズマウインドが実用化されれば、花粉の飛散時期やPM2.5の発生時期においても、窓を開けることが可能になり、エアコンの使用量の軽減にも貢献できる。本研究では、主にスギ花粉とタバコの煙の捕捉を目的として、ヒトに安全なプラズマウインドの開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スギ花粉の飛散時期には、家庭の窓を閉め切り、エアコンの稼働が余儀なくされている。また、室内に設置する空気清浄機も日々改良されているが、季節や気候によって変化する自然の風には及ばないのが現状である。現在のところ、窓に機能を与えた前例はなく、このプラズマウインドが最初の適用例になる。また、このプラズマウインドは、十分な通気性を確保した状態で、静電場を利用して花粉やPM2.5を遮蔽できることが特徴である。この窓を家庭に設置することにより、付加価値の高い自然の爽やかな風を室内に導入できるとともに、ヒトに安全な空気を提供できると期待される。
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