研究課題/領域番号 |
16K00804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
佐々 尚美 武庫川女子大学, 生活環境学部, 准教授 (50379525)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 省エネルギー / 冷暖房器具 / 快適感 / 個人差 / 温熱環境 / 人工気候室実験 / 実測調査 / 住まい方 / アンケート調査 / 省エネ / 快適 |
研究成果の概要 |
個人の温熱的特性に応じた、省エネかつ快適な冷暖房器具の使用法を提案することを目的に、アンケート調査および人工気候室実験、実測調査を実施した。その結果、冷え症は全体の冷え軽減に関する暖める部位の満足度は足元が平均して高く、腹は個人差が大きく、暖める部位により冷え軽減効果が異なっていた。暑さ軽減に関して、上半身が冷えることなくできたのは脛に風をあてた時であり、下半身が冷えることなくできた風のあてる部位は評価が分かれた。 また、省エネ行動実施につながる方法として「行動一覧表を家の目につきやすい場所に貼る」や「省エネ行動に関する情報を発信するSNSをフォローする」が取り組みやすく、効果が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで多数提案されている環境に配慮した住まい方の多くは、標準的な人を対象に提案されている場合がほとんどである。しかし、それほど差が無いと考えられる女子大学生でも快適な気温には約7℃の違いが認められる事からも、冷え症などの多様な居住者がいる中、これからは多様な居住者を考慮した指針が必要である。また、室内温熱環境に関しては室内の設定温度の提案が多く、エアコンや床暖房以外に販売されている様々な冷暖房器具の使用の検討は少ない。 本研究において、冷え症など個人による違いと省エネばかりでなく快適性も考慮することは、より環境に優しい住まい方となることにつながり、有意義であると考えられる。
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