研究課題/領域番号 |
16K00812
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
村上 陽子 静岡大学, 教育学部, 教授 (40284335)
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研究分担者 |
室伏 春樹 静岡大学, 教育学部, 講師 (30609293)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 和菓子 / 文様 / 色彩 / 形状 / 型 / 物性 / 生菓子 / 干菓子 / 食文化 |
研究成果の概要 |
本研究は,色や形により季節感を表現する和菓子に着目し、その製法と型の使用について季節と関連させて検討した。 文献調査を行った結果、和菓子は「生菓子・半生菓子・干菓子」の3つに大別された。その内訳をみると,生菓子が最も多かった。また,季節や菓子の種類によって,用いられる型が異なっていた。干菓子は,打ち物が最も多かった。菓子型の使用状況については,菓子型を使わずに作る「手形もの」の方が,型を使って作る「型もの」より多かった。和菓子の意匠をみると,植物や魚や動物などの様々な意匠によって,季節の到来や季節感が表現されていた。上記結果をもとに、型を製作し、それを使った和菓子の物理特性を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、伝統や文化に関する教育の充実と、食育の推進が掲げられている。平成25年には、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、食文化の継承と啓発は喫緊の課題である。食文化継承の面で期待できる伝統文化の一つとして、和菓子がある。和菓子は、色や形、季節感などの特徴から世界に類を見ない菓子である。一方、食生活の洋風化により、和菓子の喫食頻度は減少しており、食文化継承の面で危惧されている。 そこで、和菓子の文様や意匠について研究を行い、成果を教材化する。これにより、未来を担う子ども、および子どもを通して世代を超えた食文化教育を行うことができ、和菓子をはじめとした食文化の継承と発展に貢献できる。
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