研究課題/領域番号 |
16K00817
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
立松 憲次郎 岐阜薬科大学, 薬学部, 講師 (70381720)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 完全水添油脂 / SHRSP / ステアリン酸 / 植物ステロール / 脂質栄養 / DHA / 飽和脂肪酸 / 脳卒中 / 食素材 |
研究成果の概要 |
完全水添菜種油(FHCO)は脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)の病態を改善する。その際に、ラット組織中のドコサヘキサエン酸含量の増加と植物ステロール含量の低下を確認し、これらが病態改善に関与すると考えられた。その機構として、FHCO摂取により糞便量、並びに糞便中の脂質量が増加し、選択的な排泄促進により組織脂質含量の変化が引き起こされると考えられた。しかし、DHAを含まないFHCO給餌でも確認される病態改善がいくつかあり、さらなる検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、完全水添油脂がSHRSPという特殊な病態モデルラットの病態を、特殊な排泄促進により改善することを証明している。ヒトを含んだ他の動物種にも直接適応することが難しいのは、他の検討から明らかではあるが、90%以上も飽和脂肪酸を含むFHCO単独給餌でいくつかの病態改善作用が認められることは、FHCO、もしくは、飽和脂肪酸の適量摂取により引き起こされる未知の生理作用が存在する可能性があり、栄養学的に新たな展開が期待される。
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