研究課題/領域番号 |
16K00827
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
井上 広子 東洋大学, 食環境科学部, 准教授 (60438190)
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研究分担者 |
桑野 稔子 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (20213647)
鈴木 裕一 仙台青葉学院短期大学, リハビリテーション学科, 教授(移行) (50091707)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 味覚 / 食生活 / 生活習慣 / 精神的健康状態 / 味覚感受性 / 健康状態 / 青年期 / 食嗜好 / 食行動 / 食習慣 / 自律神経 / 自律神経活動 |
研究成果の概要 |
本研究では、青年期の味覚識別能力・味覚感受性の実態を詳細に解析し、食物摂取状況、健康状態等との関連について検討を行った。 その結果、全ての味覚を正しく識別出来た者は約2割しかおらず、多くの者が味覚を正しく識別出来ていないことが明らかとなった。また女性では、正しく味覚を判別できなかった者は、血清鉄濃度が有意に低く、潜在的な鉄欠乏との関連が推察された。さらに甘味・塩味・酸味の各味覚感受性は、ストレスや抑うつ性等の精神状態との関連が推察された。これらの結果より、本研究成果は、味覚機能と健康状態に関するエビデンスの構築に資することが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
味覚識別や味覚感受性を認知することは、生活習慣病予防の観点からも極めて重要である。 本研究では、青年期男女の味覚識別能力と味覚感受性の実態を詳細に調査し、食習慣や生活習慣、精神的健康状態との関連を明らかにした。本研究成果は、味覚機能と健康状態に関するエビデンスの構築に資する極めて貴重な学術的成果である。また、ヒトの味覚識別能力や味覚感受性が健康状態を反映する指標のひとつとなる可能性に繋がる結果であったことから、社会的意義のある研究成果であると考える。
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