研究課題/領域番号 |
16K00842
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 京都大学 (2018) 北海道大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
佐藤 夕紀 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (00564981)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 吸収 / 製剤化 / 乳剤 / 機能性食品成分 / 脂溶性 / トランスポーター / 消化管吸収 / 吸収改善 / 個体分散体 / 小腸 / 固体分散体 / 予防医療 |
研究成果の概要 |
本研究では、抗酸化作用を持つ低吸収性の機能性食品成分に焦点を当て、それらの消化管における吸収機構の解明、さらに乳剤化などの製剤開発、ならびにトランスポーターを利用した吸収改善のための検討を行うことで、その成分の吸収動態特性を考慮した吸収改善理論を構築することを目的として種々検討を進めた。今回は、製剤化に関する検討を中心的に進め、とくに乳剤(自己乳化製剤含む)や固体分散体により、ルテインやコエンザイムQ10、クルクミン等の脂溶性成分の吸収を大きく改善することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、有用な抗酸化作用を持つ低吸収性を示す機能性食品成分の吸収改善のための方策の一端を明らかにした。低吸収性を示す要因は、いくつか考えられるものの、何らかの要因で経口投与後安定した濃度を得られない場合が多い。そのため、本研究により明らかにした製剤化等の吸収改善法を用いることで、これまで製剤化しづらかった成分の開発等に応用することが可能であると考えられる。本研究により、より適切な、効率的な成分の摂取に関する情報などに貢献し、ひいては予防医療の発展に寄与できることを期待している。
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