研究課題/領域番号 |
16K00848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 日本医科大学 (2018) 東京医科歯科大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
早川 清雄 日本医科大学, 医学部, 助教 (00368292)
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研究協力者 |
成 英瀾
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 脂質代謝 / 炎症 / カスパーゼ / 脂質合成 / 炎症応答 / マクロファージ / 脂質 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
近年、生活習慣病とその基盤病態として『慢性炎症』が注目されている。申請者は、活性化されたマクロファージでは脂質代謝と炎症シグナルとが密接に連携して制御されていること、炎症刺激後に増加する脂質合成はカスパーゼ依存的であることを見いだした。炎症応答に伴うカスパーゼの活性化は従来よく知られた細胞死のシグナルとなるだけでなく、 脂質合成の亢進を介して炎症の慢性化を防ぐ生存シグナルとしても機能している可能性が高い。本研究ではカスパーゼを介する脂質代謝制御の観点から炎症慢性化の分子メカニズムを明らかにすることを目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活スタイルの変化に伴い、 わが国では平均寿命が過去最高を更新している。日本人の平均寿命が戦後急速に伸びた理由として、感染症などの急性期疾患の減少があげられる。一方で、近年増加している死因として、がんや心疾患などが関連した「生活習慣病」が大きな問題となっている。実際、生活習慣病が関連する死因は、日本人の死因の約50~60%を占めている。さらなる問題点として生活習慣病は、直接的な死因のみならず、重症化や合併症、生活機能の低下・要介護など生活の質(QOL)の低下の原因ともなる。すなわち、慢性炎症が関わる生活習慣病の予防や治療につながるメカニズムを解明することは、健康寿命を延伸するために急務である。
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