研究課題/領域番号 |
16K00852
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
橋本 剛 香川大学, 医学部, 助教 (80380153)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH) / 脂肪肝 / 肥満症 / ミフェプリストン / グルココルチコイド / 肝星状細胞 / 肝非実質細胞 / 肥満 / 受容体遮断薬 / PPARγ受容体 / 糖尿病 / 生理学 / 薬理学 / 栄養学 |
研究成果の概要 |
ステロイド受容体遮断薬として知られるミフェプリストンは、近年、抗がん剤としての効果も有することが明らかとなり臨床応用されている。しかしながら、ミフェプリストン長期投与による糖代謝に及ぼす影響は不明な点が多い。ミフェプリストンを混和した普通食をマウスに与えると、空腹時血糖の上昇、肝臓や脂肪組織の湿重量の増大が観察された。さらに、肝臓は風船様変性とともに脂肪肝を発症していることが明らかとなった。分子生物学的手法を用いて確認すると、ミフェプリストンを食べさせたマウスの肝臓は、脂質代謝に影響を及ぼす遺伝子やたんぱく質を増大させていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満が危険因子の一つである非アルコール性脂肪性肝炎(NASH: Nonalcoholic steatohepatitis)の患者数は、肥満の程度が比較的軽い日本において増加している。この発症メカニズムを解明するための最適な非肥満非アルコール性脂肪肝モデル動物の開発を行った。 従来、非肥満NASHモデル動物には、高コレステロール食事誘発性モデルの報告はあるが、通常食を使用したモデル動物の報告はない。本研究において、通常食と小分子化合物を用いた新しい非肥満非アルコール性脂肪肝モデル動物を確立することができ、非肥満者におけるNASHの病態解明、新規治療標的の探索および薬効評価に有用であると考えられる。
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