研究課題/領域番号 |
16K00853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 安田女子大学 (2019) 長崎大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
渡邊 健 安田女子大学, 家政学部, 准教授 (00346909)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | インフルエンザウイルス / 機能性食品 / 薬剤耐性 / インフルエンザ / 相乗効果 / 食品 / 機能成分 / 抗ウイルス活性 / 落花生 / 抗ウイルス / in vitro / 抗ウイルス効果 |
研究成果の概要 |
ウイルスによって引き起こされる感染症は脅威であり多くの薬が開発されているが、ウイルスは容易に薬剤耐性を獲得する。こうした薬剤耐性を克服するために食品に含まれる機能性成分および、これまでの抗インフルエンザウイルス薬とは作用機序の異なる化合物を見出すこととした。これらの成分や化合物を用いることで、オセルタミビルなど既存の抗インフルエンザウイルス薬との併用に相乗効果を見出す事ができた。異なる作用機序をもつ化合物を複数組み合わせることは耐性ウイルスの出現を防ぐのに有効である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果では、第一にこれまでにない作用機序をもつ抗インフルエンザウイルス薬開発を行った事である。国内特許およびPCT出願まで行った、インフルエンザウイルスポリメラーゼ蛋白質間の結合を阻害する化合物の開発に成功した。第二に食品の機能成分として落花生薄皮抽出液中のポリフェノール類が抗ウイルス活性をもつことを初めて明らかにしたものであり、これらの成果は今後のインフルエンザパンデミックに備えた基礎研究となることが期待される。
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