研究課題/領域番号 |
16K00855
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 新潟県立大学 |
研究代表者 |
渡邊 令子 新潟県立大学, その他, 名誉教授 (70141348)
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研究協力者 |
門脇 基二
久保田 真敏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 米胚乳タンパク質 / 肥満2型糖尿病 / 糖尿病性腎症 / 尿中代謝物質 / メタボローム解析 / ZDFラット / 米糠タンパク質 / 脂肪肝 / ZDFラット |
研究成果の概要 |
肥満2型糖尿病モデルZDFラットにおいて、米胚乳タンパク質(REP)摂取は糖尿病や糖尿病性腎症の進行と肝臓への脂質蓄積を顕著に抑制することを見出した。本研究では、その作用メカニズムを明らかにすることを目的として、尿中代謝物質プロファイルの変動について解析した。その結果、カゼイン摂取と比較してREP摂取では86代謝物質で有意な変動が見いだされ、特にカルニチン代謝、尿素サイクル、トリプトファン代謝などの代謝系を制御していることが推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2型糖尿病は生活習慣病の最たる疾病で、かつ腎疾患や高血圧症との関連が密接である。また、肥満も多くの疾患の要因になっている。特に糖尿病性腎症の重症化は医療費高騰を招き、社会的重点課題である。腎疾患の食事療法では、病態ステージによりタンパク質制限が推奨されているが、タンパク質の「質の相違」は考慮されず、低タンパク米が利用されているのが現状である。それゆえ、本研究成果は新知見を提供することになる。また、米を中心とした伝統的食生活を栄養学的に再評価することになり、医療費軽減とともに米の消費拡大につながる。
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