研究課題/領域番号 |
16K00864
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
中野 貴成 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20406474)
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研究分担者 |
井上 郁夫 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60232526)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 植物ステロール / コレステロール / 高コレステロール血症 / 小腸 / Niemann-Pick C1-like 1 / ABCG5/G8 / Caco-2細胞 / 腸管 / 微絨毛 / 脂質異常症 / 機能性食品 |
研究成果の概要 |
植物ステロールはコレステロール吸収を抑制し、結果として高コレステロール血症の改善に寄与する。しかしその機序は不明であった。本研究の成果から植物ステロールが小腸からのコレステロール排出を促進することにより、その抑制効果を発現するこが明らかとなった。植物ステロールは微絨毛に取り込まれた後、コレステロールの細胞内への輸送阻害、細胞外への排出を物性的に競合していると考えられた。これらの成果・発見は栄養学を基盤とする動脈硬化の予防を考える上で有用な知見を与える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
欧米の学会では植物ステロール摂取についての提言がなされ、動脈硬化抑制の機能性食品として有効に活用することが模索されている。また植物ステロールのサプリメントも本邦でも近年小売店で見かけられる様になった。しかしながらその有用性の理解や作用機序の説明には曖昧な点が多くあった。本研究はその作用機序を明らかにし、その有用性を理解した上で適切な摂取を行う上での学術的基盤を提供した。
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