研究課題/領域番号 |
16K00865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
福島 真実 淑徳大学, 看護栄養学部, 准教授 (30286885)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 葉酸 / テーラーメイド栄養 / ホモシステイン / 葉酸強化食品 / 遺伝子多型 / 赤血球葉酸 / テーラーメイド栄養指導 / folate / folic aid / folic acid / 栄養学 |
研究成果の概要 |
遺伝子多型に基づいたテーラーメイド栄養指導「さかど葉酸プロジェクト」において、葉酸強化食品による葉酸摂取量は195μgDFE(食事性葉酸当量)程度で、食事からの摂取量を合わせてホモシステインを基準範囲に保つために十分量であることが示された。葉酸の他にビタミンB2がホモシステイン値低下に、飽和脂肪酸が上昇に影響することが示唆された。介入前後6ヵ月間では、赤血球葉酸濃度はいずれの多型においても有意差は認められなかった。強化食品の使用頻度は葉酸強化米が高く、食事がおろそかになる傾向はみられなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
穀類への葉酸強化政策は、すでに世界80か国以上で実施されており、胎児の神経管閉鎖障害(NTDs)発症率の低下や、脳卒中による死亡率の低下、ある種のがんや認知症予防に対して効果をあげている。しかし我が国では葉酸強化は実施されておらず、葉酸推奨量は240μg/日と欧米諸国の400μgより低い。本研究では、葉酸栄養状態を良好に保つための葉酸摂取を400μgとした栄養介入において、葉酸強化食品から葉酸約200μg補充できることを示した。食事からの摂取量とあわせて目標に達する量であり、耐容上限量を超えることもない。今後の葉酸強化食品の普及に役立つものと思われる。
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