研究課題/領域番号 |
16K00872
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
目崎 喜弘 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40431621)
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研究分担者 |
松浦 知和 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (30199749)
岩本 武夫 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90568891)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ビタミンA / 肝臓 / 星細胞 / 北極圏 / 放射能 / 遺伝子 / 酵素 / 蛋白質 / 栄養学 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
ビタミンAは生体に必須の脂溶性ビタミンであるが、必要量を超えた摂取は過剰症を引き起こす。ところが北極圏の食物連鎖の頂点に立つホッキョクグマは、大量のビタミンA摂取にもかかわらず過剰症を引き起こさない。ホッキョクグマの貯蔵型ビタミンA合成酵素(LRAT)を調べたところ、LRAT活性自体は低いにもかかわらず、基質を効率的にLRATに提示し、反応産物を脂質滴に効率的にため込むことで、ビタミンAの大量貯蔵を実現している可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分厚い脂肪に覆われたアザラシなどを捕食するホッキョクグマは、必然的に高濃度のビタミンAを摂取することになり、ビタミンA過剰症の危機にさらされたが、進化の過程で効率的なビタミンA貯蔵能力を獲得することで、その地位を維持することが可能になったと考えられる。本研究で得られたビタミンA貯蔵に関する知見は、ヒトにおけるビタミンA過剰症や欠乏症の解決にも役立つと思われる。
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