研究課題/領域番号 |
16K00876
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
宮澤 大介 金城学院大学, 薬学部, 准教授 (70434553)
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研究分担者 |
大西 浩之 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (90523316)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 多価不飽和脂肪酸 / 神経保護 / シナプス小胞 / 認知症 / 細胞死 / アミロイドβ / 食と栄養 / α-リノレン酸 |
研究成果の概要 |
無血清条件下で細胞の生存を検討したところ、分化誘導条件下においてはアラキドン酸(10 μM)に比べてDHA(10 μM)で細胞死に対する抑制効果が観察された。脂肪酸添加1日後に、Aβ(0.5 μM)を添加し、細胞の生存について検討した。Aβ添加2~3日後に脂肪酸添加群で細胞の生存が上昇する傾向が観察された。 1%血清条件下で①DEX、dbcAMP非存在下、②DEX、dbcAMPによる分化条件下、③分化条件下+20 μM DHA存在下で小胞グルタミン酸トランスポーター2(VGLUT2)の発現を検討したところは分化6日目で、分化+DHAで未分化に対して有意に発現上昇が観察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経系株化細胞であるNG108-15細胞を用いて無血清条件下やAβの各種濃度について多価不飽和脂肪酸がいくつかの条件下で神経保護作用を示すかを検討しメカニズムを解明する。シナプス小胞は、神経伝達物質等を取り込み、シナプス間隙へ神経伝達物質等の放出を制御している。これらの発現や制御が様々な脳機能の制御や疾患との関わりが種々報告されている。シナプス小胞形成に関する因子の発現量について多価不飽和脂肪酸、特にDHAが影響を及ぼすのかを検討する。 これらのメカニズムの解明の一端を担うことができると考えられる。ヒトの健康について脂肪酸に関する脂質栄養の観点から寄与することができると考えられる。
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