研究課題/領域番号 |
16K00895
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 尚絅大学短期大学部 |
研究代表者 |
菊池 秀彦 尚絅大学短期大学部, その他部局等, 教授 (10301384)
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研究協力者 |
栗林 太
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | フィトケミカル / ヒストン / エピジェネティクス / 活性酸素 / 白血球 / U937 / 細胞分化 / 細胞毒性 / カルコノイド / スーパーオキシド / ヒストンアセチル化 / レスベラトロール / 遺伝子発現 |
研究成果の概要 |
植物が生産するフィトケミカルは多彩な生物活性を有し、食品機能の観点からも大きな注目を集めている。本研究では、フィトケミカルのうち、カルコン類、スチルベノイド及びフラボノイドについて白血球活性酸素産生能への影響を調査した。ヒト単芽球様株細胞U937を分化誘導剤であるレチノイン酸で処理する際に、これらのフィトケミカルを添加して48時間インキュベートした後に、活性酸素産生能を指標としてその効果を見積もった。 その結果、レスベラトロール(スチルベノイド)やブテイン(カルコノイド)等に強力な活性酸素産生能を惹起する効果があることを確認した。逆に、フラボノイドについてはこれを強く阻害する作用が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フィトケミカルによる白血球機能、特に活性酸素産生能活性の修飾効果については体系的な解析が為されていなかった。本研究課題では、スチルベノイド、カルコノイドやフラボノイド等、種々のフィトケミカルを用いて白血球活性酸素産生能に及ぼす影響を解析することにより、多くの有意義なデータを蓄積することができた。今回得られたデータは、フィトケミカルを利用した機能性食品や薬品等の開発のための基礎データとして重要と思われる。
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