研究課題/領域番号 |
16K00915
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
福村 智恵 (荻布智恵) 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 准教授 (80336792)
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研究分担者 |
由田 克士 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (60299245)
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研究協力者 |
田畑 正司
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 産業栄養 / 生活習慣病 / 職域 / 食育 / 産業保健 / 栄養 / 栄養学 / 食習慣 |
研究成果の概要 |
本研究は、勤労者の健康増進と生活習慣病予防を図るため、産業保健における食育と食環境整備の介入効果を客観的指標により詳細に解析し、検証することを目的とした。本研究の対象である複数の職域では血圧罹患者の割合が高いことが健康課題としてあげられた。尿中推定食塩摂取量が高い群では、比較的血圧値が高値であり、また、塩分摂取に関する意識の状況も良くなかった。一方、交代勤務を行っている勤労者では、主食主菜副菜の3要素を揃えて食べる割合が日勤群よりも低かった。今後も引き続き、対象職域の産業医、産業保健師等と連携し、栄養・食生活面からのサポート体制の確立を目指した研究を進めたいと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化が進行した我が国において、慢性疾患の罹患者が増加し、 生活習慣を起因としたメタボリックシンドロームが大きな社会問題となっている。生活習慣病の多くは中年期以降に発症するため、その制御のためには20代以降の勤労世代に対する取組みが肝要であると考えられる。本研究では産業保健における食・栄養面からの取り組みが勤労者の健康維持・増進と疾病予防に及ぼす影響を解析・検証することを目的に実施したものである。本研究成果から明確になった課題より、関連職種と連携を図りながら、食・栄養面からのサポート体制の確立につなげることで、産業栄養分野の発展に寄与できるものであると考える。
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