研究課題/領域番号 |
16K00918
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 中村学園大学 (2017-2019) 福岡女子大学 (2016) |
研究代表者 |
水元 芳 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (20581630)
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研究分担者 |
中澤 港 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (40251227)
太田 雅規 福岡女子大学, 国際文理学部, 教授 (70341526)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 食事調査ツール / 太平洋島嶼国 / ミクロネシア / 肥満 / 妊産婦 / 太平洋島嶼 / 栄養学 |
研究成果の概要 |
太平洋島嶼国での伝統的文化背景が考慮され、食事内容がより正しく把握できる調査ツールの開発を目的とした研究を行った。調査ツールのタイプは食事頻度質問票(FFQ)とすることとし、食事秤量記録法と写真記録法による食事調査を2018年2月から2019年5月に渡り計3回実施した。第1回調査結果から暫定的なミクロネシア版FFQを作成し、第2回および第3回調査ではFFQと食事秤量記録や写真データを照合してFFQの食品リストの修正と頻度、摂取量の選択肢の修正を行った。主観的な「普通量」の個人間差および個人内差の大きさが問題として浮上したが、「普通量」の基準設定を試み、それらの差を緩和したFFQが完成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
太平洋島嶼国では食事指導にあたる保健スタッフが日常的に簡便に使用できる食事調査ツールがこれまで存在していなかった。特に女性が妊娠期・授乳期の過剰な体重増加をきっかけとする肥満率が高いと考えられる太平洋島嶼国の多くの国において、本研究で開発した食事調査ツールは当該地域における今後の食事指導に寄与すると考えられる。また本研究を通して、非妊娠時の体重が不明で妊娠期ごとの適切な体重増加状況が確認できない状況、さらに妊婦健診での身長測定がなく体格指数(BMI)が把握計算ができない状況が判明し、同様の状況を持つ大洋州島嶼国において適切な体重増加把握と食事の指導を可能にする共通の状況改善の提案につながった。
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