研究課題/領域番号 |
16K00940
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
大石 勝隆 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ長 (50338688)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 体内時計 / サーカディアンリズム / 時間栄養 / 睡眠 / 生活習慣病 / モデル動物 / 食品 / 時間栄養学 / 骨格筋 / 認知機能 / 食リズム / レプチン / 体温 / 低栄養 / 時計遺伝子 / 加齢 / 食習慣 |
研究成果の概要 |
睡眠障害や摂食リズムの乱れによる肥満や糖尿病などの代謝異常の発症メカニズムの解明を目指した研究を行った。ヒトの不眠症への外挿が可能な睡眠障害モデルマウスを用いて、睡眠障害による糖代謝異常には、肝臓での糖新生の亢進が関与している可能性を明らかにした。夜食などの食リズムの乱れに伴う代謝異常にはレプチン抵抗性が関与しており、運動習慣の有無にかかわらず非常に短期間で肥満を誘発する可能性を示した。睡眠障害モデルマウスを使った実験により、ココアや乳酸菌による睡眠障害の改善効果を明らかにした。魚油による代謝改善効果が、夕食時の摂取に比べて朝食での摂取によって高まる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトの不眠症への外挿が可能な睡眠障害モデルマウスを用いた実験により、慢性的な睡眠障害による糖代謝異常の発症メカニズムを明らかにするとともに、ココアに睡眠障害の改善効果があることを示した。マウスを使った実験により、食リズムの乱れに伴う肥満発症のメカニズムを明らかにし、活動リズムに合致した摂食のリズムが、肥満の抑制に非常に重要であることを示した。時間栄養学的な視点から、魚油の健康改善効果を高めるためには、朝食時の摂取が効果的であることが示された。
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