研究課題/領域番号 |
16K00954
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
布川 和彦 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (60242468)
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研究協力者 |
磯野 正人
青柳 潤
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 変数 / 小学校算数 / 中学校数学 / 数量関係 / 文字式 / 方程式 / 関数 / 変量 / 算数教育 / 数学教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、小学校高学年の数量関係の領域から中学校の文字の利用を含む領域への展開を視野に入れたカリキュラムを構成することを目指し、その構成を方向づける原理を提案したものである。変数概念の観点から上述の領域に関わる先行研究、現行のカリキュラム、実際の授業や学習のようすを検討した結果、変量の考えを導入し、数量関係の学習を変量の記述として捉え直すとともに、中学校では変量の記述としての変数から自立した対象としての変数への移行を明示的に行い、それに応じたディスコースの維持するという原理に基づくカリキュラムが必要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校高学年から中学校にかけての算数・数学の指導に関して、学習者の理解の困難については具体的場面を利用することで学習者が取り組みやすくするという方向の提案が多いが、本研究はそうした提案とは方向性を異にし、具体的場面を用いた学習から数学的概念自体を対象とした学習への移行という観点からカリキュラムを吟味したり、そうした移行を意図的に生じさせるようなカリキュラムを構成したりするための原理を提案するという点で意義を有する。
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