研究課題/領域番号 |
16K00955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
浦田 慎 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 連携研究員 (20379283)
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研究分担者 |
山口 正晃 金沢大学, 生命理工学系, 教授 (60182458)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 受精 / 理科教育 / DNA / 飼育 / 海洋教育 / 発生 / 教材開発 / ウニ / 動物の誕生 / 人工飼育 / 飼育条件 / 性成熟 / 教材化 / DNA解析 / 棘皮動物 / 摂餌量 / 教材 |
研究成果の概要 |
本研究は、小学校理科単元である「人のたんじょう」の学習を効果的に行い、命の大切さについて体験的に学べる教育環境を構築するため、ノコギリウニの飼育体制を確立し、周年にわたり卵と精子の受精の瞬間を観察可能とした。また、保存した精子を用いたDNA抽出や解析実験を取り入れることにより、受精の本質的要素である遺伝情報の継承と、その実態の理解を可能とするプログラムが構築できた。これらを組み合わせて実践することにより、生命のつながりを体験的に学べる総合的教育プログラムが成立した。これは単一の動物により学校教育で実施可能なものとしては、現在唯一のものと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新学習指導要領においては、教科等横断的な学習や「主体的・対話的で深い学び」の充実、そして学習効果の最大化を図る「カリキュラム・マネジメント」の確立が求められている。本研究は、生きた配偶子を用いた実験や観察、DNA抽出や解析実験を取り入れ、生命誕生の仕組み、受精の本質的要素である遺伝情報の継承と、その実態の理解を体験的に学べるプログラムを確立するとともに、その周年実施を可能とした。これは学校教育での「主体的・対話的で深い学び」「カリキュラム・マネジメント」の実施・推進のうえで大きな意義を持つと考えられる。
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