研究課題/領域番号 |
16K00959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
大山 政光 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (80332716)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 理科教育 / 科学的思考力 / 理解度 / 水 / 対流 / 教材開発 / 放射線 / 天文 / 教材 / 単元横断型 / 活用 / スペクトル / 単元横断 / 科学教育 / 物理 / 考える力 |
研究成果の概要 |
教員などの大人世代においても科学的思考力が弱くなっている。そのため、日常生活や太陽表面とも関係する「対流」に関して関西と関東の計4大学の大学生に調査した。その結果、小・中学校で学習する基本的な内容ですら理解度が低いことが分かった。この結果は、既習内容を活用し科学的に思考する力をつけるためには、基本的な内容の理解から必要であることを示している。さらに、「対流」に関する説明の仕方でその学生の理解を推し量る指標を見つけた。そこで、これらの結果を取り入れ、基本的な内容、学生の思考レベルに合わせた回答例とその回答に関する課題を加えた「放射線」に関する単元横断型の教員用教材を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
科学的な思考には、既習内容を活用することが必須である。しかし、本研究で行った地理的に離れた4大学の大学生への「対流」に関する調査から、小学生で学習する理科の内容ですら大学生の理解度が低いことが分かった。この結果は、科学的な思考を苦手としている原因の1つであることを示しており、「理科嫌い」という社会的な課題を検討する上で重要な結果である。また、この調査から、学生の理解を推し量る指標を見つけたことは、会話や面接などで科学的に理解しているかどうかを推し量れる意味で社会的な意義が大きい。
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