研究課題/領域番号 |
16K00964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
御園 真史 島根大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (60467040)
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研究分担者 |
渡辺 雄貴 東京理科大学, 教育支援機構, 准教授 (50570090)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 数学教育 / 算数教育 / 科学教育 / 授業デザイン / インストラクショナル・デザイン / 教師教育 / 授業構成マップ / インストラクショナルデザイン |
研究成果の概要 |
「授業構成マップ」を現職の公立小学校の教員に作成してもらい,その後,インタビュー調査を行ったところ,より既習事項に注目することができることが挙げられた.一方で,「授業構成マップ」をどこから作成して良いかが分からないことが挙げられ,何らかの支援が必要であることが分かった. さらに,教員志望の学生に対し,授業構成マップ作成指導の効果を検証するために,学生のふりかえりレポートに対し,共起ネットワーク分析を行ったところ,次第に,「本時の目標を達成するための活動や問題」,「授業」と「児童」,「知識」,「技能」,「評価」などを結びつけるなど,授業を構造的にとらえていくことに寄与しうることが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
令和2年度以降実施される新学習指導要領では,どの校種においても,主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点からの授業改善が掲げられているのにも関わらず,どのようにそういった授業をデザインしていくべきかという方法論が確立されていない.実際,教員養成や教育実習,教員研修の場において,どのように授業を構想すべきかは,主に指導者の経験に基づいて指導されることが多く,理論や研究からの成果が十分に反映されていないという問題点を有する.これでは,学習効果が保証されない可能性が高い.本研究では,以上の問題点を背景に,従来の学習指導案の構想プロセスを見直し,学校教育での授業改善に資するものである.
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