研究課題/領域番号 |
16K00966
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
山崎 博史 広島大学, 教育学研究科, 教授 (70294494)
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研究分担者 |
古賀 信吉 広島大学, 教育学研究科, 教授 (30240873)
竹下 俊治 広島大学, 教育学研究科, 教授 (90236456)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 教材開発 / プレートテクトニクス / 通時的思考 / 堆積過程 / 続成作用 / 火成活動 / 岩石組織 / セメント化作用 / 海岸地形 / 物質循環 / GIS / 非火山性高温温泉 / システム論 / 人材育成 / 循環型社会 / 地学教育 / ジオ多様性 |
研究成果の概要 |
地球表層での物質循環を通してシステム思考を育成するため,水循環と岩石循環に関わる素材探査を実施した。また高校生と大学生を対象に,小・中学校理科の学習内容である堆積作用と火成岩に関する理解・定着状況を検討した。その結果,システム思考を育成するために,地学教育において現象を通時的に捉える指導の必要性が示唆された。そのため通時的思考の育成を学習プログラムの基本的な目的と考えプログラム開発を行った。特に中学校理科の学習単元である火成岩についての学習プログラムを作成して授業実践により検証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は地学教育の学習内容を,循環型社会を生きる人材の育成と関連づけることを目的とした。現状把握のため,小・中学校の学習内容のうち堆積作用と火成岩に関する事項の理解・定着状況について,高校生と大学1年生を対象に調査した。その結果,知識の定着は一定程度認められるが,個々の知識を関連付けることに課題があることが示唆された。この関連付けに関して,事象を時間軸の上で捉える通時的思考の育成を考慮する必要性が指摘された。このことは,地学教育においてこれまで指摘されてきた時間概念の育成に関して,具体的な学習内容を考察するためのひとつの視点を与える。
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